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【道央】まるでジブリ!苔の回廊・六花文庫・黒い池|知る人ぞ知る穴場観光スポット3選!

【道央】まるでジブリ!苔の回廊・六花文庫・黒い池|知る人ぞ知る穴場観光スポット3選!

知る人ぞ知る道央の隠れた名所3選

青い池、美瑛の丘、ラベンダー畑。北海道の定番観光地は確かに美しく、多くの人を魅了します。
でも、ちょっと待ってください。道央エリアには、まだまだ知られていない秘密の場所があるんです。

地元民でさえ「え、そんな場所があるの?」と驚くような隠れスポット。
今のところ、まだそこまで知られていない。
そんな隠れた名所を3つ、皆さんにお教えしたいと思います。
この記事を最後まで読んだらきっと、次の休日にこっそり訪れたくなるような、とっておきの場所を見つけたくなるはず…!

苔の回廊(千歳市・支笏湖近郊)

緑の絨毯に包まれた一つの世界。
支笏洞爺国立公園・支笏湖の南西部に、まるでジブリ映画から飛び出したような場所があります。それが「苔の回廊」です。

1739年の樽前山噴火、その時に生まれた溶結凝灰岩の壁面を、多種多様な苔がびっしりと覆い尽くしています。

高さ3~10メートルの岩壁が緑の絨毯で覆われ、差し込む木漏れ日がその美しさを際立たせます。足を踏み入れた瞬間、「もののけ姫」の世界に迷い込んだような錯覚に陥るのではないでしょうか。

ただし熊出没地域なので、熊鈴等、熊対策は必須です。ベストシーズンは6月~10月。近年、周辺リゾートホテルでガイドツアーも始まったほど、注目が集まっているスポットです。



苔の回廊

住所
千歳市モラップ

六花文庫(札幌市南区)

お菓子屋さんが作った、大人の隠れ家図書館。「六花亭」といえば、北海道を代表する銘菓メーカーですが、実は図書館も運営しているって知っていましたか?

札幌の真駒内、住宅街の中にツタで覆われたレトロな建物は、まるで秘密基地のような佇まいで、思わず足を止めてしまいます。約8,000冊の食に関する本が並び、レシピ本から小説、エッセイまで、食文化の奥深さを感じられます。

落ち着いた空間で味わう贅沢な時間。都会の喧騒を忘れ、本の世界に没頭できること間違いなしです。

開館は金・土・日の11:00~16:00のみ。地下鉄真駒内駅から徒歩13分です。
図書館なので、おしゃべりは控えめに。
一人、または気の合う仲間と静かに過ごしてみてください。



六花文庫

住所
札幌市南区真駒内上町3丁目1-3
電話番号
011-588-6666
営業時間
金・土・日曜 11:00〜16:00

黒い池(日高町・沙流郡)

謎多き漆黒の水面のその正体は?ー占冠ICから車で約10分ほど。道民10人に聞いて、その池の存在を1、2人知っているかどうか…それが「黒い池」です。

森の奥にひっそりと佇む、こぢんまりとした池。でも、その水は真っ黒。立ち枯れたトドマツが水面から突き出し、まるで異世界の風景のよう。

なぜ池の水が黒いのか?
実は、水面が黒く見える理由について、まだ科学的な解明はされていません。トドマツのタンニン説、クマザサの成分説等、諸説あり。この謎多き部分も、「黒い池」の魅力の一つなんです。

以前、一部のメディアで紹介されたことがあるものの、観光地としての整備は進んでおらず、今でも自然のままの姿を保っています。知っている人だけが訪れる、まさに秘境中の秘境です。



黒い池

住所
沙流郡日高町日高

見たことのない北海道が、きっとそこに

「苔の回廊」の幻想的な緑、「六花文庫」の静寂な読書空間、「黒い池」のミステリアスな黒。
どれも、簡単には出会えない特別な体験を約束してくれます。

定番観光スポットの美しさも素晴らしいですが、たまには人知れず佇む隠れた名所を訪れてみませんか。


この記事を書いたモウラー

モウラー

まいまい

好奇心と探究心を原動力に、北海道の“まだ知られていない魅力”を発掘したいライター。
ちょっとディープでニッチなスポットが大好物。
“旅のヒント”と“話のネタ”になる記事をお届けします!