東川町の風景

カムイのうたの学校について

「写真の町」北海道東川町では、
多様な文化と国内外の交流を推進し、
多文化共生のまちづくりに取り組んでいます。

多様な国際交流事業について

東川町では国内初となる公立日本語学校の開設や、高校生国際交流写真フェスティバルの開催など、多様でユニークな国際交流の取組を行なっています。また住民との交流や教育、福祉など国際交流以外の様々な取り組みとの有機的連結を図り地域の課題解決につなげています。

文化推進事業について

東川町は、大雪山連峰の最高峰旭岳(2,291m)が町域にある、水や森林資源の豊かな町です。その自然環境や文化を活かし、「大雪山文化」「写真文化」「家具クラフトデザイン文化」の振興に取り組んでいます。
映画「カムイのうた」は、大雪山文化と、大雪山のふところで生きるアイヌの文化を広めるとともに、差別のない世界(=多文化共生社会)を次世代に伝えることを目的に、東川町とさまざまな機関・団体と連携して“オール北海道”で作り上げた映画です。2023年11月から北海道先行公開、2024年1月から全国公開を開始し、上映館は70以上。
アイヌの豊かな口承文芸を後世に残す偉業を果たした、アイヌ民族である知里幸恵さんという実在した人物の半生を通して、これからの社会を担う人材に向けて、触れやすく・親しみやすい映画というツールを活用して多様な価値観を養い、多文化共生社会の実現と継承を目指していきます。

北海道東川町について

北海道のほぼ中央に位置し、北海道最高峰の旭岳(2,291m)をはじめ、美しい田園風景の広がる人口約8,500人の自然豊かな町です。「東川」はアイヌ語のチュプペッ(Chup Pet)の意訳であり、「水源が東にあり日月の出る処」から名付けられたものとされています。
稲作を中心とした農業と、木工業、観光業が主な産業です。大雪山からの伏流水の恵みを一身にうけ、全国でも珍しく全戸が地下水で生活しています。町の東部は日本最大の大雪山国立公園に含まれ、可憐な高山植物、鮮やかな紅葉、一面のパウダースノーなどが特徴として挙げられます。登山をはじめとしたアクティビティなど、四季折々の姿で世界中の旅行者を魅了しています。
1985 年には写真の町を宣言し、「写真映りの良い町」を目指し、写真文化を中心に国内外との交流を進めるなど、文化を通じたまちづくりに取り組んでいます。また、家具の産地でもあり、旭川家具の主要産地となっているほか、日本初の公立日本語学校を開設し、日本語留学生が暮らすなど国際交流が盛んな町でもあります。

LOGO DESIGN CONCEPT

カムイのうたの学校の
ロゴ紹介

誰もが気軽に立ち寄り、アイヌ文化について学べるように「学校」と名付けました。
多様な文化が共存する様子と、温かみが感じられる印象を、カラフルなデザインで表現しています。
老若男女にアイヌ文化の素晴らしさと、多文化共生の大切さが伝わるロゴとして制作しました。